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[ビジネスニュース]マツモトキヨシ、ホーチミン市にベトナム1号店(JETRO)
ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(本社:千葉県松戸市、以下、マツモトキヨシHD)の現地法人マツモトキヨシベトナム(注)は10月18日、ホーチミン市内にベトナム1号店をオープンさせた。

繁華街エリアの1区レタントン通りに位置するビンコムセンター内に開店し、売り場面積は274平方メートル。マツモトキヨシHDの海外進出は、タイと台湾に次いで、ベトナムが続く3番目。当日開催されたオープニングセレモニーで、マツモトキヨシベトナムのレ・バン・メイ会長と宮岡弘樹最高経営責任者(CEO)は共同発表し、「日本のクオリティーの高い商品を提供することで、ベトナムの方に安全で健康なライフスタイルを届けたい。提供する商品は、日本製の化粧品や健康商品を中心に、プライベートブランド(PB)商品、日用品、食料品など多岐にわたる」と述べた。同店には、訪日ベトナム人の購買データを基に、ベトナム人に人気の商品を数多くそろえているほか、ベトナム初上陸の日本製品も複数並ぶ。

今回の同店オープンの情報は、ベトナム人は口コミを重要視するという傾向から、同社の戦略でベトナムの人気ブロガーがSNSで情報発信している。当日は、開店前から多くのベトナム人が集まるとともに、大量の日本製品を買い求める客もおり、当地での関心の高さがうかがえる。
宮岡CEOは「非常に多くのお客さまに興味を持っていただいているという印象だ。当店の売り上げデータなどを徹底的に分析・検証し、今後も効果的なマーケティングを進めたい」とし、「ここがゴールだとは思っていない。店舗の品ぞろえも常にニーズに合わせ変化させていきたい。店舗数も今後ホーチミン市を中心に3~5年後に10~15店舗を展開していきたい」と抱負を語った。

マツモトキヨシベトナムの宮岡CEO(左)とメイ会長(ジェトロ撮影)

当日の様子(ジェトロ撮影)

(注)マツモトキヨシHDは2019年12月、ベトナムで日本製品の輸入や外食業などを手掛ける地場企業ロータス・フード・グループ(社長:レ・バン・メイ氏)とともに合弁会社「マツモトキヨシベトナム」設立のための契約調印式を行った(2019年12月26日記事参照

引用:JETRO
26 October 2020
Fact-Link Vietnam